
「こんにちは、クマオです♪」
中学校において、1年で最も大切な行事…
それは…
「卒業式」
実は、卒業式になると、いつも思い出す出来事があるんです。



「クマオが卒業した時の思い出なんですが…。」
今日は、クマオが中学生の時に体験したちょっと特別な卒業式のお話です!
卒業式とは…
中学校の卒業式は9年間の義務教育を終える節目の式典。
中学の卒業と共に、生徒たちは自分で決めた進路へと歩んでいきます。
ともに過ごしてきた友人との楽しい日々が頭の中を巡り、感動的な歌や話で涙が自然と溢れてくる、そんな行事。
若鳥たちがその翼を広げ、大空へと飛び立っていく。
非常に、非常に大切な式典なのです。
クマオ、中学校3年生、卒業式。
いつもよりもソワソワし、早く起きた。
登校時間よりも少し前に学校に着き、配られた卒業アルバムを見て、笑ったり、コメントを書き合ったりしていました。
するとクラスに担任がやってきました!
クマオたちも急いで席に。
担任がゆっくりと口を開き…
「・・・・・・・・・おは・・・うござ・・・ます。」
ん?
「式・・・じゅ・・・びが、ととの・・・ら・・・また・・・よびに・・・ます」
えっ、電波悪い?
全然聞こえないんですけど!?
なぜウィスパーボイス?
「先生!声、どうしたんですか・・・?」
「・・・・・・・・・かぜです・・・。」
クラス全員が理由は分かりませんでしたが、ウソだと言うことはすぐに分かりました。
同窓会で改めて聞いたら前の日にお酒を飲んで、カラオケで騒いで声が出なくなったらしい。
そんな担任のもと卒業式が始まりました。
卒業式開式!
緊張の入場。国歌・校歌斉唱。
そして卒業証書授与が始まりました!
「卒業証書授与!!」
進行の先生の大きな声が体育館に響き渡ります。
校長先生と教頭先生がステージにあがり、準備完了!
担任も名前を呼ぶために演台に立ちました!



(絶対、名前ちゃんと呼べないよなぁ…笑)
笑わないように準備しなければ!!
担任「・・・・・・・・・。」



(なぜ呼ばない?呼ぶことを諦めた…?)
大事なものはそこにあるとは限らない
ざわざわする体育館。慌ただしい教員たち。
微動だにしない校長・教頭。
ささやかに聞こえる先生方の声
教員A「えっ?どこ?金庫の中のまま!?」
走る若手の先生!



(金庫????)
微動だにしない校長・教頭
静かに座り続ける卒業生
…
…
…
…
5分後
微動だにしない校長・教頭
そこに現れたのは、汗だくの若手の先生。
その手には・・・
卒業証書!!!



(忘れてたんかーーーい!)
一番大事なものやろがい!!
卒業させないつもりですか?
と、心の中でツッコんでしまいましたw
ぜぇぜぇ肩で息をしている先生により、ステージの上に証書が届けられました。
校長・教頭が演台の担任に「うん!」とうなずいてアイコンタクト!
「うん!」じゃねぇわ!笑
そして、やっとスタート。
「・・・青木太郎」
聞こえなーーーーーい!!笑
担任が声でないの忘れてた!笑
体育館がざわざわ・・・。
子どもクスクスw
もうね、ぐだぐだでしたw
お陰で一生忘れない卒業式になりました。
こんな卒業式を経験できる人なんてそうそういないでしょ?笑
今でも、この話で盛り上がります!
担任の先生は、あの後、教育委員会から怒られたそうです・・・。
私は、中学校の担任から大切なことを教わりました。
- 大事な日の前日は騒がない
- 大切なものはいつもそこにあるとは限らない
- 最後の最後まで油断するな
人は何事からも学べる



「昨日よりも賢くなろう!笑」
written by Kumao (@kumao_chan1217)
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