【いつ、誰に、どうやって?】上手に退職する方法&手順

【いつ、誰に、どうやって?】上手に退職する方法&手順

「退職したいけど、どうしたらいいの?」
「上司にいつどのように伝えたら…」
「退職願の書き方や出すタイミングは?」

いざ退職を決意しても「断られたらどうしよう…」「関係が悪化したら…」など心配ですよね。実際、退職の意思を伝えるのは緊張やストレスなどもありうまく伝えられるか不安が多いもの。

無駄なトラブルを回避し円満に退職するために、しっかりと押さえておくべきポイントがあります。

この記事ではできる限りスマートに辞めるために「上手に退職をする方法」を流れとともに紹介します。

クマオ

特に初めて退職する人におすすめの記事になっています!

実際に退職を経験した僕の経験も踏まえて解説していきます。記事内では「引き止められたらどうする?」など困ったシチュエーションを解決するコツも紹介。

トラブルなく退職をしたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

目次

退職を伝えるベストタイミングは?

タイミング

退職希望を伝えるタイミングは非常に重要。自分都合で切り出すのはNGです。タイミングを間違えると気持ちよく退職ができなくなる可能性も…。

では、時期やタイミングについてどんなことに気をつければいいのか、ポイントを3つお伝えします!

①:1〜3か月前には上司に伝える

退職の意思を伝えるタイミングで多いのは「退職希望日の1〜3か月前」が一般的です。

法律上は「2週間前までに」とありますが、引き継ぎや人事などに余裕を持たせるように早めに伝えるようにしましょう。

クマオ

会社の就業規則で決められていることもあるので、しっかりと確認することが重要です。

また、退職の意思を伝える相手は「直属の上司」になります。そしていきなり伝えるのはNG。しっかりとアポイントメントを取り、時間を確保してもらうのがマナーです。

たとえ上司が嫌い、さらには辞める原因がその上司にあったとしても、飛び越えてさらに上の人に相談することは避けましょう。

上司の気分を損ない、そのことが原因でトラブルが起こることも。退職までの期間、さらに嫌な思いをして過ごさなければならない可能性を減らすためにも、必ず直属の上司に伝えましょう。

また、変な噂やトラブルを避けるためにこの時点では退職する意思があることを同僚には話さないようにしましょう。

②:基本いつでもOK! ただし繁忙期はNG!!

一般的には「年末の12月」と「年度末の3月」に退職者が増加する傾向にあります。

クマオ

ちょうど区切りがよく、社内外での業務や作業も比較的スムーズに引き継げるのが大きな理由です。

この時期以外にも、自分で辞めたいタイミングがあればそこに合わせて辞めるのももちろん可能です。

ただし絶対に避けるべきタイミング…それは【繁忙期】です。

繁忙期はとにかく忙しく、みんなが余裕がない時期なのは言うまでもありません。そんな時に…

自分

係長、ご相談が! 実は3月をもちまして…

上司

ちょっと今忙しから後にして!!!

と、退職を切り出しても話を聞いてもらえなかったり、最悪相手をイライラさせてしまうことも。

退職意思を伝えるのは「通常期」、または「閑散期」がベストです。

さらに、大きなプロジェクトなどに関わっている場合はプロジェクト途中ではなく、切りがついたタイミングにしましょう。

③:「退職願」を提出する

退職願の目的は「退職」の「お願い」であり、「会社を退職しようと思ってます」という意思を会社に伝えるものです。そのため、退職願を提出した段階では退職は正式決定ではありません。

この退職願ですが、実は必ずしも書面で提出しなければいけないわけではなく、口頭での申し出でもOKとされています。

しかし後々「1月に辞めたいとお願いしました。」「いや君は2月と言った!」などと言ったトラブルの可能性もあるため、書面に残す方が安心です。

クマオ

その際、しっかりとコピーも取っておきましょう。

退職願はPC・手書きのどちらでもOK。会社によっては書式が指定されている場合もあるので、就業規則などを一度確認しておきましょう。

退職理由や意思の上手な伝え方

理由

円満退職を実現するには、退職意思の伝え方も重要です。上手に伝えるための3つのポイントについて解説します。

①:退職理由は「個人都合」で!

退職意思を伝えると「なぜ?」と退職理由を尋ねられることも珍しくはありません。

このとき「残業時間が長い」「仕事量が多い」など会社への不平不満を言うのは厳禁

上司

不満点を改善するので頼むから辞めないでくれ!

と引き留める理由を作り出してしまい、辞めにくくなる可能性があります。引き留められなかったとしても、不平不満を言われた上司の機嫌を損ねて関係が悪化する場合も。

不平不満を伝えても何の得にもなりませんので、退職理由はあくまで…

  • 結婚
  • 両親や家族の都合
  • 病気、怪我
  • 引っ越し

家庭の関係で引越しをしなければならなくて…

など「個人的な理由」を伝えるようにしましょう。

②:退職意思の強さを示す!

辞めると決めたら、しっかりとその意思の強さを伝えることも重要です。

その一方で「もう何が何でもここを辞めたいんです!」「来月末までに絶対に辞めます!」など、頑固に自分の意思を押し付けるのも良くありません。

辞めるという意思をしっかりと示しつつ、日程などについては上司としっかり相談して会社側に迷惑をかけないようにすることが円満退職には大切なポイントです。

③:ネガティブではなくポジティブな表現に!

不平不満はNGと伝えましたが、伝える際は必ずポジティブは表現に言い換えて伝えましょう。

例えば「この会社の仕事に興味が持てなくなった」は「さらに自分の可能性を高めて新たな分野に挑戦したい」と言い換えれば、上司の気分を損ねることも少なくなります。

さらにどんな嫌いな上司であっても「大変お世話になったのですが…」と感謝や敬いの気持ちをしっかりと伝えるようにしましょう。

クマオ

間違っても「上司が嫌なので辞めます」など挑戦的な発言は事実だとしてもしないようにしましょうねw

退職を伝えたら何をする?

次

退職の意思を上司に伝え、承諾をもらったら「退職届を書いておしまい!」というわけではありません。

辞める前にしておいた方がいいポイントについてお伝えします。

周囲へ伝えるのは上司と相談して決める!

上司も了承して、退職も決まったしみんなに伝えよう!

このように、職場の同僚などにすぐに話してしまうのはマナー違反です。

社員の退職は、職場の士気や取引先との関係にも大きく影響します。そのため、様々な事情やタイミングを考慮して会社が行うのが一般的です。

自分の判断で勝手に周りに話をするのは無用なトラブルを引き起こす原因にもなりますので避けるべき。

「誰が、いつ、どこで伝えるのか」については上司としっかり確認をして行動しましょう。

引き継ぎは社内外とも丁寧に行う!

退職前の最重要ポイントが、この「引き継ぎ」です。

自分が担当している仕事を次の担当者や同僚にしっかりと引き継ぐことで、現場の混乱やミスをなくし迷惑をかけるのを避けることができます。

誰にいつ引き継ぎをすればいいのかは必ず上司の指示に従い実行しましょう。

また引き継ぎは社内だけではありません。取引先など担当している企業がある場合は、退職の旨を伝えに挨拶に行くのがマナー。タイミングとしては後任が決まった後に行うのが一般的です。

メールで行うのか、直接出向いて挨拶するのかは上司と相談して決めましょう。

社内・社外ともに引き継ぎをしっかりと行うことは、退職後に迷惑をかけず信頼関係を維持することに繋がります。

クマオ

しっかりと感謝の気持ちも合わせて、丁寧に行いましょう!

身辺整理できれいに!

会社に勤めていると、机やロッカーにマグカップやブランケットなど私物が意外と多くありませんか。

退職日当日に全て綺麗に持ち帰れるのであれば問題ありませんが「結構あるかも…」という人は、少しずつ持ち帰って身辺整理を行いましょう。

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるように、机やロッカーなど次の人が気持ちよく使用できるようにしっかりと片付けて掃除を行いましょう。

クマオ

物によっては同僚にあげちゃうのもひとつの手段! 持ち帰る荷物も減るし、同僚も喜ぶのでWin-Winです♪

辞めたいのに…パターン別対処方法

解決

退職を伝えた時、相手の反応によっては対応に困ってしまう場合も…。よくある「辞めにくい」シチュエーションの中からパターン別対処法をいくつか紹介します。

パターン1:引き留められた…

上司「君がいないと困る! 辞めないでくれ!!」

と引き留められることも珍しくありません。正直、こう言われるとちょっと嬉しい気持ちになりますよね。しかしすでに転職先が決まっている場合は、退職を取り消したり、日程を延ばしたりする余裕はありません。

【返答例】

「そのような身に余るお言葉、ありがとうございます。しかし、今回の退職は自分なりに何度も検討を重ねた結論です。ご理解いただけますと幸いです。」

必要とされているということに感謝を伝えながら、しっかりと退職したいという確固たる意思を示しましょう。

パターン2:話すら聞いてもらえない…

上で述べた通り退職をするには直属の上司に申し出を行います。しかし「忙しくて無理」など話すら聞いてもらえないというケースも。

退職については直属の上司に伝えるのがマナーですが、話を聞いてもらえない場合は上司の上司などひとつ上の役職の人に相談してみましょう。

それでも話が進まないときは社内の人事担当、または厚生労働省管轄の労働基準監督署に持ちかけましょう。

ほかの方法としては【退職代行】を利用するのもおすすめ。簡単に、そして確実に辞められるので、転職する人が増加するのに合わせて人気が上昇しています。

クマオ

自分で切り出しづらい人や上司と折りが合わない人には特におすすめです!

\ 簡単・確実・低費用で解決! /

パターン3:転職先を聞かれまくる…

退職の意思を伝えると「転職先はもう決まっているの?」という質問はよくあること。もちろん正直に転職先を伝えてもいいですが、円満退職を目指すならば「まだ探している最中です。」とうまく話をやり過ごすのが無難です。

【返答例】

「転職先に関してはまだ決まっておりません。学生時代から英語を生かした仕事に挑戦してみたいという気持ちがあったため、しばらくは勉学に励みながら次の仕事を検討したいと考えております。」

特に、競合他社に転職する場合は注意が必要。会社としては知的財産や機密事項などの流出には非常に敏感です。転職先を伝えて変な噂などが広がることを避けるためにも、転職先の情報は伏せておきましょう。

ついに! 退職届の渡し方

退職届

前半でもお話ししましたが、退職希望を伝える際は「退職願」を提出します。

その後、退職願が受理され正式に退職が認められたときに提出するのが「退職届」です。

準備するものは?

退職届を作成する際には…

  • 白の便箋(罫線はあってもなくてもOK)
    ※B5が一般的だが、A4でも可
  • 白の封筒(無地)
    ※B5で書く時は長形4号、A4の場合は長形3号
  • 黒のボールペン、または万年筆
    • 消えるタイプのものは不可
  • ハンコ
    • シャチハタはNG

これらが最低限必要なものです。

便箋に関しては罫線があるものでもOKですが、ない方がバランスがとりやすいので罫線無しがおすすめです。

ボールペンは「失敗しても書き直せるから」という理由で消せるタイプを使う人がいますが、やめましょう。

なお手書き・PCのどちらでも問題ありません。

クマオ

自分の作りやすい方で作成しましょう。

記入例が入った白の封筒便箋セットも販売されています。例文をそのままなぞって書くこともできるため、字が汚いと不安に思う人にもおすすめです。

書式や内容は?

会社に退職届のフォーマットがある場合はそちらに沿って記入をします。

指定の形がない場合には、一般的な書式に従って手書きまたはパソコンで書いていきましょう。

【退職届の記入例】

退職届 書式
退職届の記入例
  • 書き出し:私儀(わたくしぎ)と記入
    ※正式の文書で、自分に関して述べる書き出しに使う言い方
  • 退職理由:自己都合の退職は「一身上の都合により」
  • 退職日:上司と相談して決定した退職日を記入。西暦でも和暦でも可。会社でよく使われている方に揃えるのがいいでしょう。
    ※退職願の場合は退職希望日を記入します。
  • 文末:言い切りでOK。
    ※退職願の場合は「退職いたしたく、ここにお願い申し上げます」に変更
  • 提出日:提出する日付を記入。西暦か和暦かは退職日と同じ書き方で。
  • 部署・氏名:左の宛名部分よりも下に記入し、名前の下に捺印
    ※シャチハタは不可。朱肉でおすこと。
  • 宛名:最高責任者の役職と氏名を記入。敬称は「殿」
    ※自分の名前よりも上に記入するのがポイント。
  • 最後に:書き終わったらコピーを取っておきましょう。

【封筒の記入例】

退職届 宛名書き
封筒の記入例
  • おもて面:「退職届」と記入
  • うら面:部署と氏名を封筒の左下に記入
  • 締め印:紙を中に挿れたらノリでとめて「〆」を書く

【封入の仕方】

退職届 退職願 紙 折り方 挿れ方
封筒への挿れ方
  • 赤線のところで下から上に向かって折る
  • 青線のところで上から折って重ねる(三つ折り完成)
    ※「このたび」の部分が一番上になっていればOK。
  • 「退職届」と書いている側を上にして封筒に入れる
    ※封筒のおもて面の方に「退職届」という文字が向くように入れる

色々と細かい点がありますが、正式な書類になります。感謝の気持ちを込めながら丁寧に作成しましょう。

コピーを取るのを忘れずに!

退職願と同様に「言った言わない問題」を避けるためにもしっかりとコピーを取っておきましょう。

コピーは捺印した後のものを使用し、カラー・白黒のどちらでも大丈夫です。

クマオ

スマホで写真を撮ったからOKではなく、正式な書類なのでコピーで残すようにしましょう。

渡し方も超重要!

よく「退職届はいつまでに出せばいいの?」という質問がありますが、答えは「提出の期限は上司や人事部に確認をする!」です。

退職願は1〜2か月前に提出しますが、退職届はすでに退職の意思を伝え許可が下りている状態です。なので、上司などに確認をして期限内や指定日に提出をしましょう。

提出先は指定がない限り、退職の意思を伝えた直属の上司に出します。その際「大変お世話になりました。ありがとうございました。」と感謝の一言を添えるといいでしょう。

提出するおすすめの時間帯は「朝」です。朝一番であれば業務の途中ということはなく、上司も比較的手が空いていることが多いため渡しやすいとされています。

ドラマのワンシーンのように、上司がいない空席の机にそっと退職届を置きそのまま会社を去る…なんてことは絶対にしないようにしましょう。

クマオ

かっこいいかもしれませんが、非常識極まりないので絶対にNGです!

退職届が受理されれば、退職日に無事退職となります。残りわずかではありますが、お世話になった会社のために最後まで一生懸命業務に励みましょう。

会社によっては「残ってる有給を消費しなさい!」と言ってくれる場合もあるので、その時は必要な業務を片付けてありがたく有給を取らせてもらいましょう。

言い出しにくいなら【退職代行】も検討を!

電話 男性 サラリーマン

退職を伝えるのはなかなか勇気がいるものですよね。特に…

  • 上司が嫌いで話したくない
  • 職場でいじめられている
  • 病休中で言い出しづらい
  • 退職を伝えたけど受けてもらえない

など状況によってはかなり伝えにくいはず。

そんな時は【退職代行】を利用するのもひとつの手段です。

退職代行を利用すれば「苦手な上司と話さなくていい」「確実に退職できる」「トラブルを防止できる」などのメリットがあり、スムーズに退職が可能。

でも、費用が結構かかるんじゃ…

実際、弁護士に依頼をすると確実性は高まりますが費用は高額になってしまいます。しかし会社を選べば、手軽に比較的安く確実に退職をしてくれるものも。

現在では転職率が高まっているため、退職希望が増加。それに伴い退職代行も増えてきています。

例えばこちら…

退職代行ガーディアン】という会社は労働組合が運営しているため、弁護士に依頼するより断然低費用です。

追加料金もなく費用は一律なので、20代の若い世代からも人気を集めています。

面談もなくLINEで相談、申し込みができるのも手軽で便利。相談は無料なので気になる人はぜひ一度相談してみてください。

\ 簡単・低価格・確実で相談無料!/

まとめ:マナーを守って円満退職を!

まとめ

退職は、自分にとっても現在の会社にとっても新たなスタートです。

円満退職をすることで、次のステージへとお互いに気持ちよく進んでいけることでしょう。そのためにも、マナーを守ることが重要です。

  • 繁忙期の退職はNG!
  • 嫌でも伝えるのは直属の上司!
  • 退職届は正しく書く!

これらのポイントをしっかりと守り、今よりも楽しい人生へとステップアップしていきましょう!

doda 年収査定

\ 次の転職で損しないために… /

©️クマオ

よかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次